Paper Quilling

★ペーパークイリングとは★

15~16世紀のルネサンス時代にフランスやイタリアの修道女たちが、当時大変貴重だった「紙」を使って身の回りの

物を入れる木箱を装飾し始めたのがクイリングの始まりといわれています。

聖書の製本時に切り落とされた細長い紙を、当時は鳥の羽(Quill)にクルクルと巻きつけて渦巻き状の物を作り、それで木箱を美しく装飾していました。

やがて17~18世紀になるとヨーロッパの上流階級、貴族・王族の間で知られるようになり、ペーパークイリングは

イギリスを中心に大流行したと言われています。

証拠としてエリザベス女王が当時制作したクイリング作品が今も英国ビクトリア・アルバート美術館に展示されています。

ペーパークイリングは紙だけで作り出されるとても繊細なペーパーアートです。カードやフレーム、インテリア小物などを作るペーパークラフトとして知られているクイリングですが、今ではクラフトの域を超えて広告やCDジャケットなどにも

起用され、ペーパーアートとしてクイリングの可能性は無限に広がっています。